コンタクトレンズの近視進行抑制治療
1.近視について
近視は子どもの成長期に目の奥行き(眼軸)が過度に伸びることで発生・進行することがあります。
近視の多くは、この眼軸の伸長によるものであり、網膜上にピントが合わなくなることで、遠くのものがぼやけて見えづらくなります。


近視が進行すると、見え方だけでなく、白内障や緑内障、近視性黄斑症を発症するリスクが高くなります。
そのため、近視が強くならないようにすることが必要です。
2.マイサイトワンデーを使った近視進行抑制治療
〇 治療の目的
子どものうちから近視の進行を抑えることで、将来の見え方を守り、近視が原因で起こる目の病気を発症しにくくすることが目的です。
〇 使用するコンタクトレンズ・はたらき
当院では、マイサイトワンデーを用いた近視進行抑制治療を行っています。


「屈折矯正ゾーン」で視力を矯正しながら、周辺部にある「トリートメントゾーン」で近視の進行を抑制する「ActiveControlⓇテクノロジー」という特殊なコンタクトレンズです。
同心円状の構造のため、使い始めは物が2重に見えたり、光の周りににじんだ輪が見える、眩しいなどの症状がみられますが、多くのお子さまは次第に慣れていきます。
3.治療の流れ
※ 眼鏡を持っていない場合は、初めに眼鏡処方を行ってから治療を開始します。
① 問診・適応検査
現在の視力、近視の進行状況、生活環境などを確認し、治療適応か判断します。
治療についての説明を行い、同意書に署名をいただき、検査を開始します。
検査項目:視力・屈折検査、涙液測定(綿糸法、TSAS)、角膜内皮細胞検査、細隙灯顕微鏡検査
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② トライアルレンズの装用
実際のレンズを装用し、見え方や装用感を確認します。
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③ レンズのはめはずし指導・取扱説明・注意事項の確認
実際に使用するコンタクトレンズを使って、はめはずしの練習をします。
● はめはずしがお子さま1人でできるようになる
● 保護者がお子さまのレンズを外せるようになる
上記2点ができるようになったら、レンズの取り扱いを説明し、注意事項についてもお伝えします。
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④ 装用開始(お試し装用)
使用するコンタクトレンズを1週間、実際に生活のなかで使用できるかをお試ししていただきます。
お試しの目的
● 毎日レンズが使えるか
● はめはずしができるか
● 装用感・見え方に慣れる
1日6時間程度から徐々に装用時間を延ばして慣らします。
慣れた後は、1日10時間以上、週6日以上がレンズ装用の目安になります。
装用時間が短いと、期待される近視進行抑制効果が得られない場合があります。
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⑤ 定期検査(お試し後)
⚫ 診察・検査:視力・屈折検査、細隙灯顕微鏡検査
⚫ コンタクトレンズ(13,200円/2箱・1か月分)
コンタクトレンズを装用した状態で検査・診察、はめはずしができていたかなどの確認をし、コンタクトレンズ(1か月分)を注文します。
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⑥ 定期検査(コンタクトレンズをお渡ししてから約1か月後)
⚫ 診察・検査:視力・屈折検査、細隙灯顕微鏡検査
⚫ コンタクトレンズ(39,600円/6箱・3か月分)
診察・検査を行い、コンタクトレンズ(3か月分)を注文します。
以降は3か月毎に検査・診察を行い、目の状態や近視の進行状況を確認後、コンタクトレンズ(3か月分)を注文します。
費用
⚫ コンタクトレンズ費用(税込)
6,600円(1箱30枚入)
⚫ コンタクトレンズの年間費用(税込)
初年度:171,600円
2年目以降:158,400円
4.マイサイトワンデーを使用するにあたって
- 毎回必ずレンズを装用して来院して下さい。
但し、充血・めやに・かゆみなどの症状がある場合はレンズの装用を中止し、眼科を受診して治療を受けてください。
また、医師の診断によっては、上記の症状があったとしてもレンズの装用が可能になる場合があります。この場合は同日中に定期検査とレンズ注文を行える可能性もあるため、ご希望の際はレンズを1組持参ください。 - 医師の判断により、レンズによって起こる傷や症状を発症した場合、マイサイトワンデーによる近視進行抑制治療の中止・中断する場合があります。予めご了承ください。
- レンズは注文してからお渡しまで1週間ほど、休診が重なると1週間以上かかります。
- レンズが無くなる前に、余裕を持った通院をお願いします。
- レンズ費用のみ、現金またはクレジットカード(一括払いのみ)でのお支払いが可能です。
- 治療効果には個人差があります。
- 自己判断でレンズ使用を中止しないでください。かえって近視が進行する可能性があります。
- 注文したレンズの返品・返金はできません。